|
質問 ステロイドの適応について教えて欲しい。 |
大岩 今日はふれなかったが、ステロイドも使うことが多く、有効な薬だ。特に経口で飲めるうちはステロイドを併用するとよい。
|
|
質問 呼吸困難が強いときは、がん末期でなくてもモルヒネは使っていいか、その場合末期がんの患者と同じ使い方でいいか。 |
大岩 息苦しさへの対応としてモルヒネは適応となるし、むしろ使うべきだと思う。がんの苦しさを緩和したところで、改めて原因療法を行っていくことが必要だ。使い方も末期がんと同じでいい。呼吸困難がきちんと取れるだけの量をしっかり使っていく必要がある。
|
| 質問 患者さんの症状によっては、今後呼吸困難が出てくる可能性のある方もいる。診療所と連携するときにモルヒネの持続皮下注射が必要になる可能性があると伝えると、モルヒネの処方の管理が厳しいので処方ができないと言われたり、調剤薬局の引き受け手がないなどさまざまな問題がある。持続皮下注射を在宅で実施できるようにするには、どうしたらいいか。
意見 ポンプよりもバルーン式のもののほうが看護師や家族にも扱いやすい。
意見 呼吸困難は麻薬で解決できそうでも、医師が「そこまでは」と二の足を踏むことがある。でも、看護師である自分から「先生にもっと勉強してください」とはいいにくい。 |
大岩 実際に非常に難しい問題。在宅緩和ケアはかなり専門性の高いもので、呼吸困難は診ることが比較的難しい症状の一つだと思う。そのことに対してどうしていくかは今後の大きな課題だが、在宅診療をしている医師に理解を求めていく努力を継続的に続けていくことが必要だ。
麻薬の処方に関しては、かなり誤解をしている医師が多い。今は麻薬の使用許可さえ出て管理する薬局があれば、麻薬の内服の処方も注射薬の処方もできる。今までは麻薬金庫を開業医が持たなければならなかったが、麻薬金庫がなくても処方ができるところまで規制緩和は進んでいる。
また、大木さんが言われたように、地域の緩和ケアチーム、あるいはアドバイザーチームを機能させることで、そうしたやりとりもできると。工夫できることはいくつかあると思う。 |